三大幸福物質はある。
では、あなたにとっての「幸せ」は何ですか?
旅に出たあと、なぜか気持ちが軽くなっていることがあります。
大きな出来事があったわけでも、特別なことをしたわけでもないのに、少しだけ呼吸が深くなる。そんな瞬間。
それは、気のせいではないのかもしれません。
科学の世界では、人が「幸せだ」と感じるとき、脳内で分泌される物質があることが知られています。
それが、いわゆる三大幸福物質です。
幸福には「種類」があります
心理学や神経科学の研究では、幸福は一つの感情ではなく、性質の異なる複数の状態として捉えられています。
代表的なのが、次の三つ。
- ドーパミン
- セロトニン
- オキシトシン
旅の時間を思い返すと、この三つは、意外なほど自然に分泌されていることに気づきます。
ドーパミン|「行ってみたい」が生まれる幸せ
ドーパミンは、行動を起こすための原動力になる物質。
次の目的地を考えるとき。初めての街を地図で眺めるとき。飛行機やホテルを予約する瞬間。
「楽しみだな」という気持ちと一緒に、ドーパミンは分泌されます。
この幸せは短いです。ですが、人生を前に進めてくれる力があります。
旅は、ドーパミンを健やかに使うための、とても上手な理由になってくれます。

セロトニン|「ここにいていい」と思える幸せ
セロトニンは、心と身体を整える物質。
朝の光を浴びる、一定のリズムで歩く、深く呼吸をする。
旅先での散歩や、海や空を眺めている時間は、まさにセロトニンが分泌されやすい状態だと言われています。
何もしないのに、満たされている感じ。旅が終わったあとに「なんだか整った気がする」と思うとき、その正体はセロトニンかもしれません。

オキシトシン|「一緒にいたい」と感じる幸せ
オキシトシンは、人とのつながりに深く関わる物質。
家族と並んで見た景色、同じ食事を囲んだ時間、旅先で交わしたささやかな会話。
派手ではありませんが、あとから思い出すと、いちばん長く残っている幸せがあります。
旅は、オキシトシンを自然に育ててくれる時間でもあります。

三つの幸福は、同時に最大化しなくて大丈夫です
三大幸福物質は、同時に最大化するものではないとも言われています。
ですので、毎回すべてを満たそうとしなくて大丈夫です。
ワクワクする旅があってもいいですし、何もしない旅があってもいい。誰かと過ごす旅も、ひとりの旅も、どちらも素敵です。
そのとき必要な幸せが、ひとつ分泌されれば十分です。
では、あなたにとっての幸せは何ですか?
私にとっては、初めて出会う新しい街、青い空と海、そして家族の笑顔、、、その3つが三大幸福物質です。皆さんにとっては何でしょうか。
それらは旅の風景であると同時に、私の中の幸福物質を呼び起こす合図でもあります。
とはいえ、旅に出られない日もあります。
そんな日でも、三大幸福物質を簡単に分泌させる方法があるそうです。
三大幸福物質を簡単に分泌させる方法があるそうです。それは…
それは、「ありがとう」と伝えること。
褒められることでも褒めることでもなく、『ありがとう』の感謝の言葉だそうです。言う方も言われる方も幸福物質が溢れ出し、しかもその効果は衰えずずっと続くそう。
褒め言葉は聞き慣れると効果が薄れていきますが、『ありがとう』の言葉はいつでもいつまでも喜びを与えてくれる魔法の言葉なのです。
寝る前に今日の『ありがとう』と思ったことを3つ思い出すことで、幸福な明日に繋がるということで、子供に聞いてみたところ、沢山の『ありがとう』を報告してくれました。
1番は、ママは今日はあまり怒らなかったから、『ありがとう』とのことでした。
まぁ、ありがとうと言われても悪い気はしないので、良しとします。(効果、出ています)
おわりに
旅は、遠くへ行くことだけではありません。
幸せを感じる回路を、もう一度ひらくことでもあります。
今日のあなたにとって、ちょうどいい「ありがとう」が、静かに旅の代わりをしてくれますように。

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