美しい街並みに魅了されるバルセロナは、食においてもまた格別の体験を与えてくれる街です。
今回は、滞在中に出会った“記憶に残る味”を、印象的だったお店とともにご紹介します。
☀️ まだ人の少ない朝のテラス席でのんびりいただく、生ハムとスペインオムレツ
サグラダ・ファミリア周辺には、朝7時頃から営業しているバルが点在しており、観光客の少ない時間帯のテラス席でいただく朝食は、まさに旅の贅沢。
特に感動したのは、注文ごとにカットされるイベリコハムのサンドイッチ。
芳醇な香りと、口の中でとろける旨みは格別で、厚切りなのに柔らかくて子供達も手が止まりませんでした。
滞在中は見つけるたびに購入してしまい、軽食や夜食として楽しみました。家族全員のお気に入りで記憶に残る味です。
🧡 おすすめのバルはこちら
▶︎ Prasoa Jamonería
(落ち着いた店内と、丁寧なカッティング。まさに“生ハムの専門店”という風格)


🦪 老舗の風格漂う「Restaurant 7 Portes」で味わう、極上の海の幸
バルセロナでのもう一つの楽しみは、やはり地中海の海の幸。
1836年創業の老舗レストラン、Restaurant 7 Portes にていただいた料理は、どれも記憶に残るものばかりでした。
特に前菜でいただいたのが、牡蠣とグラスワインのセット。
ジンとレモンのムースがふわりと乗った牡蠣は、香り高く、上品な清涼感が口いっぱいに広がります。
📸 写真を撮る間もなく、子どもに声をかけられ、うっかり撮り逃しましたが…あの味は、今も鮮明に思い出せます。
🖤 忘れがたい逸品──イカ墨のパエリア
メインには、イカ墨のパエリアをいただきました。
新鮮な素材を丁寧に調理した一皿は、香ばしさと海の旨みが調和し、アイオリソース(ガーリックマヨネーズ)を少し添えるとまた違った風味に。
ひとくちごとに味が重なり、静かに幸せを感じられる一品でした。
🍊 市場での食べ歩き──五感をくすぐるカジュアルな味覚体験
ランブラス通り沿いの市場では、カップに盛られた生ハム、フルーツ、カルパッチョなどを食べ歩くことができ、カジュアルながらも印象深いひとときでした。
鮮やかな果物を前に目を輝かせる子どもたちの姿や、初めて見るカップ入りカルパッチョに驚く様子もまた、旅の大切な記憶のひとつです。

✈️ 味わいの記憶とともに残る、バルセロナの旅
名所を巡る旅の中で、その土地ならではの食に触れることは、旅の本質を深めてくれるように思います。
バルセロナでは、素材の力を信じ、無駄のない調理で最大限の味を引き出す。
そんな料理たちが、私たち家族の旅に静かな彩りを添えてくれました。
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