※この記事にはプロモーションを含む場合があります。助成金・奨学金の内容、募集時期、応募条件は変更されることがあります。応募前には必ず各制度の公式サイト・最新の募集要項をご確認ください。
2026年、世界へ出る若者へ。海外渡航を支援してくれる助成金・奨学金まとめ
海外へ行くことは、昔よりずっと身近になりました。
けれど同時に、円安や航空券価格の高騰で、「行ってみたい」という気持ちだけでは難しい時代にもなっています。
留学、研究、研修、文化交流、フィールドワーク、国際会議への参加。
海外へ出る経験は、人生の視野を大きく広げてくれる一方で、費用面が最初の壁になることも少なくありません。
でも実は、日本には「海外へ挑戦したい人」を支援してくれる制度がたくさんあります。
返済不要の奨学金、渡航費の助成、滞在費の支援、研究発表のための旅費援助など、目的や年齢、所属によって選べる制度はさまざまです。
この記事では、2026年現在確認できる主な海外渡航支援制度を、学生・若者向け、研究者向け、自治体・民間支援の3つに分けて整理しました。
海外へ行くことは、ただ遠くへ移動することではなく、これまで知らなかった自分に出会うことなのかもしれません。
海外渡航支援制度を探す前に知っておきたいこと
海外渡航の助成金や奨学金は、制度ごとに対象者や目的が大きく異なります。
- 高校生・大学生・大学院生向け
- 若者の自主的な海外体験向け
- 研究者や大学院生の国際会議・共同研究向け
- 自治体による国際交流・観光支援
- 企業の福利厚生としての海外体験支援
「海外へ行きたい」と思ったら、まずは自分の目的を整理してみるのがおすすめです。
- 語学留学をしたいのか
- 大学の交換留学に行きたいのか
- 研究発表やフィールド調査なのか
- 文化体験や社会課題の調査なのか
- 親子で海外経験を考えているのか
目的が明確になるほど、使える制度を見つけやすくなります。
1. 学生・若者の留学・海外研修向け支援
トビタテ!留学JAPAN|文部科学省・JASSO
海外留学支援制度として有名なのが、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」です。
トビタテ!留学JAPANは、民間寄附を原資とする返済不要の奨学金制度で、高校生や大学生等の留学を支援しています。
特徴は、単なる語学留学だけでなく、自分で設計する留学プランを重視していること。
- 探究活動を含む留学
- 専門分野に関連する学び
- フィールドワーク
- インターンシップ
- 研究・実践活動
など、比較的自由度の高い海外挑戦を支援してくれる制度です。
公式サイトでは、毎月の奨学金に加え、留学準備金などのサポート、事前・事後研修があることも紹介されています。
「ただ海外へ行く」のではなく、「海外で何を学び、帰国後にどう活かすか」を考えたい人に向いている制度です。
JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)
日本学生支援機構(JASSO)の「海外留学支援制度(協定派遣)」は、日本の大学等と海外の大学等との協定に基づく留学を支援する制度です。
大学の交換留学や協定校留学を検討している学生にとって、まず確認したい制度のひとつです。
公式サイトでは、奨学金月額について、渡航先の地域区分に応じて以下のように案内されています。
| 地域区分 | 月額 |
| A地区 | 12万円 |
| B地区 | 11万円 |
| C地区 | 9万円 |
| D地区 | 8万円 |
また、一定の条件を満たす場合には渡航支援金が支給される場合もあります。
応募は大学を通じて行うことが多いため、まずは在籍大学の国際交流センターや留学担当窓口に確認するのがおすすめです。
行ってみ!チャレンジ|一般社団法人 一枝会
少しユニークな制度として、一般社団法人 一枝会の「行ってみ!チャレンジ」があります。
公式サイトでは、若者の幅のある人格形成のため、自主的な海外渡航体験計画を支援する制度として紹介されています。
対象となるのは、観光だけではなく、文化体験やフィールドワーク、交流、調査など、目的のある海外渡航です。
支援金は1件につき35万円とされています。
- 海外で文化に触れてみたい
- 現地の人と交流したい
- 自分でテーマを決めて調査したい
- 若いうちに世界を見てみたい
そんな人にとって、とても魅力的な制度です。
東京都の海外留学支援|東京グローバル・パスポート等
東京都でも、海外留学を後押しする支援制度があります。
JASSOの奨学金検索に掲載されている「東京グローバル・パスポート」では、短期コースで留学先国・地域に応じて40万円、70万円または90万円の支援金、中長期コースでは渡航費等準備金や授業料支援などが紹介されています。
東京都在住・在学などの条件が関係する場合があるため、対象になる可能性がある方は、最新の募集要項を確認してみてください。
2. 研究・国際会議参加向けの海外渡航助成
海外渡航支援は、学生の留学だけではありません。
研究者や大学院生が、国際会議で発表したり、海外で共同研究を行ったりするための助成制度もあります。
電気通信普及財団|海外渡航旅費援助
公益財団法人 電気通信普及財団では、情報通信に関する研究発表を海外の学会等で行う研究者に対して、渡航費等の一部を援助しています。
2026年4月期の決定資料では、海外の学会等で情報通信に関する研究発表を行う研究者に対する支援事業であることが明記されています。
情報通信分野で国際会議発表を予定している方は、確認しておきたい制度です。
井上科学振興財団|国際交流事業の援助
井上科学振興財団では、自然科学の基礎的研究を対象に、研究助成や国際交流事業の援助を行っています。
国際交流事業では、研究者の海外派遣や国際研究集会に関する支援が案内されています。
自然科学分野で研究活動を行っている若手研究者は、募集時期や対象分野を確認してみるとよいでしょう。
日本地震学会|海外渡航旅費助成金
日本地震学会では、海外渡航旅費助成金の公募を行っています。
2026年度前期の公募では、海外渡航費を対象とするA助成と、海外渡航をしない場合の参加登録費・投稿料等を対象とするB助成が案内されています。
学会員が学術的な目的で海外に渡航する際、旅費や参加登録費等の支援を受けられる可能性があります。
京都大学 DoGS 海外渡航助成金
京都大学の大学院教育支援機構(DoGS)では、大学院生の国際的な研究活動を支援する海外渡航助成金を実施しています。
公式ページでは、フィールド調査、国際学会での研究発表、海外での共同研究、研究指導など、さまざまな目的の海外渡航に対して、一人あたり最大60万円を支援すると案内されています。
対象は京都大学の大学院生ですが、大学ごとに同様の支援制度を設けていることもあります。
大学院生の方は、自分の大学の大学院教育支援制度や国際交流支援制度を一度確認してみるのがおすすめです。
3. 自治体・民間による海外渡航支援
海外渡航支援は、国や大学、財団だけではありません。
自治体や企業が独自に海外渡航を支援しているケースもあります。
泉佐野市 海外渡航奨励助成金
大阪府泉佐野市では、令和8年度より海外渡航奨励助成金を実施しています。
公式サイトでは、助成金額について、渡航先がアジア・中東・オセアニア地域の場合は上限3万円、その他の地域の場合は上限6万円と案内されています。
対象経費は、関西国際空港と海外渡航先間の往復航空運賃や、海外渡航先での宿泊料、施設利用料、各種入場料などです。
ただし、ビジネス、就労、留学、学校が企画した事業等は対象外とされているため、制度の目的や条件をよく確認する必要があります。
SEKIYA RESORTの海外渡航支援|民間企業の福利厚生例
民間企業の取り組みとして、SEKIYA RESORTでは、社員向けの海外渡航支援制度が紹介されています。
公表されている情報では、社員が3泊以上の海外旅行に出かけた後、旅先で得た気づきや学びをレポートとして提出する仕組みとして紹介されています。
これは一般応募型の助成金ではなく、企業の福利厚生の一例です。
ただ、海外で得た経験を仕事やサービスに還元するという考え方は、とても興味深いものがあります。
SEKIYA RESORTの海外渡航支援に関する発表はこちら
海外渡航支援に応募する前のチェックリスト
助成金や奨学金は、とてもありがたい制度です。
ただし、自由に使えるお金ではなく、目的や条件に沿って使う必要があります。
応募前には、以下を必ず確認しておきましょう。
- 応募資格に該当しているか
- 年齢制限はあるか
- 所属大学・所属機関が必要か
- 渡航目的が制度に合っているか
- 渡航期間の条件を満たしているか
- 応募締切に間に合うか
- 支給時期は渡航前か渡航後か
- 報告書や成果発表の義務があるか
- 他の助成金との併給が可能か
- 海外旅行保険の加入条件があるか
海外旅行保険と安全管理も忘れずに
海外渡航では、費用だけでなく安全管理も大切です。
大学や留学制度の募集要項では、海外旅行保険への加入を求めるケースが多くあります。
特に治療・救援費用については、無制限の保険加入を推奨または義務付けている学校・制度もあります。
また、渡航前には外務省の海外安全情報を確認し、3ヶ月未満の渡航では「たびレジ」、3ヶ月以上の滞在では「在留届」も確認しておくと安心です。
まとめ|世界へ出る方法は、思っているよりたくさんある
海外へ行くことは、必ずしも贅沢なことだけではありません。
学びに行く。研究しに行く。文化に触れに行く。現地の人と話しに行く。
その一歩を支えてくれる制度は、思っているよりもたくさんあります。
もちろん、申請には準備が必要です。
計画書を書いたり、目的を整理したり、帰国後の報告を考えたりする必要もあります。
でも、その準備の時間もまた、自分がなぜ世界へ行きたいのかを考える大切なプロセスなのだと思います。
世界へ出る方法は、ひとつではありません。
そして、その一歩は、案外静かに始まります。
留学したい方、研究で海外へ行きたい方、若いうちに世界を見てみたい方。
まずは、自分に合う制度をひとつ探すことから始めてみてください。
参考リンク
- トビタテ!留学JAPAN
- JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)
- 一般社団法人 一枝会「行ってみ!チャレンジ」
- 東京グローバル・パスポート
- 電気通信普及財団
- 井上科学振興財団 国際交流事業の援助
- 日本地震学会 海外渡航旅費助成金
- 京都大学 DoGS 海外渡航助成金
- 泉佐野市 海外渡航奨励助成金
- 外務省 海外安全ホームページ
※本記事は2026年時点で確認できる公開情報をもとに作成しています。制度内容、募集期間、支給額、応募条件は変更される可能性があります。必ず各公式サイト・募集要項で最新情報をご確認ください。

コメント